ギャラ飲みで稼いだお金は副業でも確定申告が必要？税金はかかるのか？

「ギャラ飲みにも税金がかかる」「確定申告しなくてもバレない」など様々な情報が飛びかっていますが、実際どうなのでしょう？後々大きなトラブルを招くのは避けたいですよね。

この記事では、ギャラ飲みで確定申告が必要になり税金が発生する条件や、会社に副業がバレないコツまで解説していきます。

知識は自分と稼いだお金を守るので是非参考にしてくださいね！

ギャラ飲みで稼いだお金は所得扱いになる？

結論から言うと、ギャラ飲みで稼いだお金は「所得扱い」になります。よって稼いだ金額によって税金がかかると覚えておきましょう。

確定申告の必要の有無は、稼いだ金額、契約形態（給与制か業務委託かなど）の違いによって変わってきます。

自分がどちらに該当するか判断するために、「確定申告が必要な条件」を知っておく必要があります。

ギャラ飲みが副業でも確定申告が必要な人の条件

本業が給与所得であれば、お勤めの会社で年末調整が完了します。副業でギャラ飲みをしている場合、別途自分で確定申告をする必要があります。

その際に、確定申告が必要となる条件は以下になります。

ギャラ飲みの副業収入が年間20万円を超えた場合、本業の会社で発行された源泉徴収票と合わせて確定申告が必要になります。

ギャラ飲みの副業収入を確定申告しないことによる罰則

もしギャラ飲みの副業収入を確定申告しないと、「無申告加算税」や「遅延税」の罰則金を支払うことになります。それぞれについて解説します。

無申告加算税がかかる

無申告加算税とは、確定申告を行わない場合にかかる加算税です。

本来納めるべき税額に加えて、以下の罰則金を支払わなくてはなりません。

原則として、納付すべき税額に対して、50万円までは15パーセント、50万円を超える部分は20パーセントの割合を乗じて計算した金額となります。

引用元：国税庁HP「確定申告を忘れたとき」より

期限が過ぎていても、税務署の税務調査を受ける前までに自主的に申告を行えば、加算税は5％に軽減されます。

遅延税がかかる

遅延税とは、納税が遅れたことに対してかかる税金です。

申告書の提出や納税が遅れば遅れるほど、以下の仕組みで増えていきます。

税金が定められた期限までに納付されない場合には、原則として法定納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて、利息に相当する延滞税が自動的に課されます。

引用元：国税庁HP「遅延税について」より

確定申告の提出期限は3月15日となり、所得税の納付期限も同日になります。

遅延税率は7.3％～14.6％となっているので、1日も早く手続きすることをおすすめします。

無申告や所得隠しは税務署になぜバレるのか

なぜ無申告や所得隠しが税務署にバレるのか？考えられる例を挙げたいと思います。

まずギャラ飲みアプリを運営している会社に税務調査が入った時、登録名簿を提出を命じられそこから税務署へ情報が渡ることがあります。

税務署は、銀行口座の入出金の履歴、クレジットカードの記録、携帯情報などから、どのくらいの収入を得たのか確定申告を行ったのか調査できます。

ギャラ飲みは、お小遣い稼ぎで気軽に参加できるシステムゆえ、収入を得ている認識が薄くなりがちです。

ですが、2022年2月に東京国税局が大手ギャラ飲みを調査して申告漏れが明るみになったこともあり、国税局の目が光っているので所得隠しはしないようにしましょう。

ギャラ飲みでもらったプレゼントにも税金（贈与税）はかかる？

プレゼントや手渡しでもらったチップ（現金）にも税金がかかるのか解説していきたいと思います。

プレゼントにも税金（贈与税）が発生する

結論から言うと、プレゼントにも税金（贈与税）が発生します。

税金が発生する条件は、年間（1月1日～12月31日）で110万円を超えるプレゼントももらったときです。

年間100万円というのは、「1回で110万円」「1人から100万円」ではなく、1年間のトータルの金額を示します。

チップ（現金）にも税金が（贈与税）がかかる

タクシー代、お小遣い、お礼の気持ちなどでいただいたチップ（現金）にも税金がかかります。

プレゼントをもらった時と同様、年間110万円を超えると贈与税が発生します。

相手が厚意でくれたのもだからとそのまま着服するのはNGです。

確定申告の仕方によっては、ギャラ飲み（副業）が会社にバレる？

会社に内緒でギャラ飲み（副業）をしている人は、確定申告をする時にバレない工夫をする必要があります。そのコツを解説していきます。

ギャラ飲み（副業）がバレる原因

まず、ギャラ飲みで副業をしていることがバレる原因として以下のようなことが考えられます。

特に気をつけたいのが「住民税」です。

住民税は前年所得によって決定されるため、ギャラ飲みで年間20万円以上稼ぐと会社から天引きされる住民税も増額されます。

急に上がった住民税に気づいた経理担当者が副業を疑いバレてしまうというパターンです。

ギャラ飲み（副業）がバレない確定申告の方法

住民税の増額から会社にバレるのを防ぐためには、確定申告を自分でしなくてはなりません。

確定申告で住民税を自分で納付することです。

自分で納付することで、勤務先に住民税の通知が行くことはなくなります。よって副業バレのリスクを回避できます。

また、ギャラ飲みで副業をしている話をまわりの人に話したり、SNSにアップしないことも徹底しましょう。

ギャラ飲みで稼いだお金の確定申告の仕方

ここからは確定申告の仕方について簡単にご紹介します。

自分で確定申告をする場合

自分で確定申告をする場合は、以下の３つのステップで完了します。

税理士に確定申告をお願いする場合

税理士に確定申告をお願いする場合は、以下の流れになります。

ギャラ飲みの確定申告・税金に関する質問Q＆A

手渡しのお金は黙っていればバレない？

報酬としてもらった場合は、確定申告書する必要があります。現金でも物でも年間110万円相当もらったら贈与税が発生します。

確定申告のために支払調書はもらっておくべき？

確定申告において支払調書は必須の書類ではありません。

大学生でも確定申告は必要？

20万円に満たない場合や、ギャラ飲みの報酬が給与収入で源泉徴収されている場合は不要です。

まとめ

ギャラ飲みで確定申告が必要になり税金が発生する条件や、会社に副業がバレないコツをご紹介してきました。

昨今国税局の調査も厳しくなっているので、バレなければ大丈夫精神が通用しなくなりつつあります。

確定申告や税金の知識をつけて、トラブルに巻き込まれたり余分な罰金を払うことがないように是非参考にしてくださいね！